漢方薬の剤型と価格

 漢方薬は高価ということを聞きますが、不必要に多くの“漢方薬”や健康食品、サプリメントなどを飲むことを勧める“漢方商法”というような行為が漢方薬のイメージを曲げているような気がします。
 ここでは漢方薬の剤型の特徴と標準的な価格を紹介します。
 また、寿元堂薬局を含めて、本来の漢方薬局は中国の薬、サプリメント、健康食品などに頼ることはありません。

煎剤

漢方薬を煎じて飲むものです。昔から使われてきた漢方薬の多くはこの剤型でした。漢方薬本来の効き目があります。良い品質の生薬を用いた煎剤の効果は、漢方薬の中で最も優れています。内容にもよりますが、1日分は400~800円程度です。

顆粒剤

顆粒剤煎剤のエキスや粉末などを固めて簡単に飲める粒状にしたものです。品質の良いものは漢方の専門家が使用します。メーカーによって異なりますが、1日分は300~500円です。

散剤

粉薬散剤とは粉薬のことです。漢方処方を粉末にして飲みますが、中には粉末を煎じて飲むものなどがあります。顆粒剤と同様に、1日分は300~500円です。

丸剤

丸剤散剤を蜂蜜などで固めて丸薬にしたものです。身体の下部の病気に使われることが多く、ゆっくりとおだやかに効いていきます。1日分は200~600円と幅があります。

錠剤

錠剤手軽な漢方薬の製剤で、手軽に利用されます。箱に入っていますが、1箱(1瓶)で10日~30日分の薬が入って、約3000円~5000円程度のものが多いです。

なかには、高価な漢方薬もあります

 漢方薬の通常の価格は上記のとおりですが、中には高価な薬があります。
 昔から”金と同程度の価格”といわれる牛黄(ごおう)をはじめ、鹿茸(ろくじょう)、熊胆(ゆうたん=くまのい)、麝香(じゃこう)などです。
 熊胆、麝香は野生動植物に関する国際条約で保護されており、正当に使用できるものは以前よりもさらに高価になっております。
 また、人参、サフランなども、求め方によっては高価になります。
 このような高貴薬は、それなりの価格(1ヶ月分が4~5万円から15~6万円くらい)を納得して飲むものであって、漢方薬の一般的な価格の参考にはなりません。