漢方の長所と短所

 今回は、漢方の長所と短所について述べてみましょう。代表的な長所には次のようなものが挙げられます。
① 西洋医学で対応しにくい病気の中に、漢方が効果をあらわすものがたくさんあります。
② 副作用の心配が少ないといえます。※日本古来の漢方医学の考え方にのっとって、漢方薬を適切に使えばという前提付きです
③ 西洋薬とは違って、症状を一時的に抑えるだけでなく、体質を改善したり、自己治癒力を高めたりして、根本的な治癒(ちゆ)のために役立ちます。
 これらの漢方の長所は、病気で悩む人にとって大きな価値を持つはずです。特に、西洋医学では治療が難しいとされる病気が、漢方で完治した例や、大幅に改善されたという例は少なくありません。
 一方、短所にはどのようなものがあるでしょうか。
① 漢方薬の使い方は複雑なのでマニュアル化ができません。漢方薬本来の使い方と効果を知る専門家は少なく、漢方を深く学べる場も非常に限られています。
② 漢方薬には西洋薬ほどの強力な作用はなく、症状を一時的に抑える力は強くありません。
③ 漢方には、西洋医学のような優れた外科の手段がありません。
 このように漢方にも長所と短所があります。これらを理解し、状況に応じて漢方と付き合うのがよいでしょう。