冷え症の改善は根気強く!

 今年も残すところあと数日、大掃除を済ませ、迎春の準備も終えた人は多いことでしょう。以前は冬でも半袖・半ズボンで走り回る子どもを見掛けることがありましたが、いつの間にか見なくなりました。最近は小さな子どもにも冷え症が増えていることが関係しているのかもしれません。
 冷え症と一口に言っても考えられる原因は幾つもあります。血液が不足していたり、うまく循環しないために冷える瘀血(おけつ)、水分の取り過ぎによる水毒(すいどく)、仕事や環境の変化などストレスによって体を調節する気の巡りが悪くなっている気滞(きたい)などが比較的多いのではないでしょうか。
 冷える部位や冷え方もさまざまです。全身、手の先、足先などの末端、下半身のみ、下半身は冷えるのに顔や頭が熱くなるいわゆる〝冷えのぼせ〟、腰や背中が氷を当てているように冷たい、寒い季節のみ、一年中冷える―などです。
 原因や冷え方のほか、いろいろなことを踏まえて漢方薬を選んでいきます。一般的には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)、真武湯(しんぶとう)、良姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)などが利用されます。
 冷え症の改善は根気が必要ですが、漢方薬が効果的なことは多いものです。お悩みのときは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。